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3月21日! 帝人お誕生日おめでとう!!!!


というわけで、そういうお話でございます。けどなぜか千景さんびいきに……ろちみかもっと増えろ!の意味を込めて……(←
旅行から帰ってきてから上げようと思いましたが思いついたので上げときますw
ちょっと早いけどおめでとう!


そしてわたしは熱海へいってきます!笑



schiettoの壱さんが人形遣い7話を読んでイメージイラストを描いてくれましたよ!
こちら」ですー!!
これは良いショタ!!(・∀・)







春休みに学校へ行くことになるなんてついていない。帝人はとぼとぼと校門を出ながらそう思った。
休みに入る少し前、クラス委員だったこともあってか、入学説明会の準備を手伝えという要請が来た。準備の日はまだ決まっていなかったが、特に用事も無かった為に安請け合いした。が、するんじゃなかった、と後で後悔した。準備の日が、春休み中でしかも日曜日だなんて。
しかし悪いことばかりではなかった。杏里もその準備に参加していて、二人で粛々と準備をこなした。
だが、杏里は準備を終えると、行かなければならないところがある、と言って一人で帰ってしまった。せっかくどこかにお茶でも、と誘おうと思っていたのに肩透かしだった。
(ついてない!)
帝人は大きなため息を吐いた。そういえば今日は朝から家の中もばたついていた。
いつもなら日曜日は昼まで寝ている正臣が起きていたり、めずらしく幽が家に居たり、臨也と静雄が同じ空間にいて一度も喧嘩をしていなかったりと、珍しいことが起こっている。
(何かあったっけなあ……)
春休みということもあってか、日付の感覚がおかしい。今日も日曜日ということが分かったのは朝のテレビ番組がいつもと違うからだった。
とりあえず家に戻って昼食でも、と帰路につく。




「おーい、みっかどー!」
誰かに呼ばれ、振り向く。手を振って歩いてきたのは、千景だった。
「千景さん、どうしたんですか、こんなところで!」
「へっへー、今日はお呼ばれしたんだぜ!」
「お呼ばれ、ですか? 何かイベントでも?」
「イベントって言ったらイベントかなあ。正臣に誘われたんだ」
「どういう、ことですか?」
何だろう、また一緒に遊びにでも行くのだろうか。何だかこの二人は相性がよいのか良く一緒に遊んでいるようだ。
「そ! だからハニーも一緒に行こう」
ほらほら、と手を引かれる。誘われるがままに、手をつながれて一緒に歩いた。
「……どこ行くんですか?」
「ハニーの家だよ?」
「家で遊ぶんですか?」
ますます分からない。千景に詳しいことを尋ねようと帝人が口を開きかけた時、千景の携帯が鳴った。
「はーい! あれー、どしたの、静雄」
静雄からのようだ。しかし何故静雄が千景に電話を寄越すのかさっぱり分からない。それほど仲良くなったのか、仲が良いことはいい事だが訳が分からない。
「え? 何? ケーキ買ってこい? だって作るって言ってたじゃん! は? オーブンが爆発? 何その冗談笑えな……って、ちょっ直接映像送ってこないで何それグロイ!!」
千景が騒いでいるのを見て、帝人はますます混乱した。ケーキ? 家で作る? 何が何だか分からない。
「分かったそれを見てしまったら買いに行かざるを得ない。え? 帝人? あ……ごめんいま俺とデート中……」
ぶつん! と帝人にも聞こえるような音で携帯の通話が切られた。千景はしまった、と言う顔をしている。
「千景さん、何ですかケーキって。何か僕に隠してるんでしょう!?」
「か、隠してなんかないって、秘密にしてるだけだって!」
「それを隠していると言うんです! 分かりました貴方の身体に聞きましょう」
「ちょっ……ハニー……目が怖い!」
携帯端末を構えた帝人は、一人だけ何も知らないという寂しさと怒りのオーラが立ち上っている。
「貴方のコードは分かってるんですから、貴方の電脳にアクセスする事は簡単なんです。強制アクセスして電脳矯正だって出来るんですからね」
帝人は笑った。ただその笑顔はいつものほんわかした笑顔ではない。とても冷たくて、怖い。
千景は慌てた。ここで機嫌を損ねさせてしまったら、一緒に家に戻る意味は無くなる。そうしたら、これまでの皆の行動も無駄になる。
仕方なく、千景は種明かしをした。
「帝人、待って全部話す! 話すから」
「……で、何なんですか、今日は」


「帝人の、誕生日だよ」


「……え?」
「だから、帝人の誕生日! 今日は3月21日!」
「……!?」
帝人は携帯を見た。日付は3月21日と出ている。
「あ、本当だ……」
「だから、今日はみんなでお祝いしようって言って、俺も誘われたの! 帝人が学校行く日だって言ってたから、じゃあ行ってる間に準備して、待ってようって」
帝人の家に行く途中、帝人に出会ったから思わず声をかけてしまったと、千景は明かした。
「そ、うだった、んですか……なんだ……」
一人だけ仲間はずれにされてしまったのかと、そう一瞬でも思った自分が馬鹿みたいで、おかしくて、申し訳なくて、帝人は俯いて顔を押さえた。その身体を千景はそっと抱き寄せた。頭を撫でて、落ち着かせるように口付ける。
「ごめんね黙ってて。心配になっただろう? でも、皆帝人を喜ばせたいと思ってやってたことだから、許してあげて」
俺も、許してくれると嬉しい、と千景は苦笑した。帝人もそれに微笑みを返す。
「仕方ないですね。じゃ、一番美味しそうなケーキ買ってくれたら許してあげます。もちろん高いのを」
「まじで。俺今あんまり金無いんだけどなあ……」
千景は頭を掻いた。帝人はそれを見てくすくす笑う。
「ところで、オーブン爆発したって」
「ああうん……なんか女性陣がケーキ作ってたら、爆発したって」
「……女性?」
帝人は首を傾げた。自分の家には悲しいかな、男しか居ない。誰か友人でも連れてきたのだろうか、と帝人は思った。
「さ、ケーキ買って帰ろう! 皆待ってるってさ」
「はい」
先ほどのように千景に手を引かれ、まずはケーキ屋へ向かった。




「ただいま……」
帝人が遠慮がちに声をかけると、奥から正臣が飛び出してきた。そして帝人に向かって飛びつく。それをよろめきながら帝人は受け止めた。
「お帰り帝人! 待ってたぞ!」
「た、ただいま……え、っと、今日は僕の誕生日なんだよ、ね?」
「なんだ千景サン、種明かししちゃったのか」
「だってハニーが脅すんだもの! 俺電脳矯正改造されちゃうとこだったよ!?」
「改造されたら良かったのに。さ、帝人! 皆待ってるぞう!」
おいで、と正臣に連れられてリビングに連れて行かれると、そこには静雄と臨也と幽、そして新羅にセルティ、それから先ほど先に帰ったはずの杏里がいた。
「園原さん!?」
「竜ヶ峰くん、お誕生日おめでとう。さっきはご免なさい、でも内緒で来てって、紀田くんが……」
「そ! 俺からのサプラーイズ、プレゼントだぜえ!」
「……サプライズ、かなあ。でも嬉しいよ園原さん、有難う」
帝人は杏里に向かって微笑んだ。それから新羅とセルティに向かって頭を下げる。
「新羅さん、セルティさん。お忙しいところすみません」
「いいよいいよ可愛い帝人くんのためなら! ね、セルティ」
『そうだ。私たちにもお前が生まれたことを、祝わせてくれ。誕生日おめでとう』
「……有難うございます」
「じゃあハニー、改めて誕生日、おめでとう!」
ぎゅ、と千景が後ろから抱き付いてきた。帝人は上を向く。嬉しくて、自然と笑みが零れる。
「有難うございます、千景さん」
「うーん可愛いね、ほんとかわいい!」
ちゅ、と帝人の額に千景が口付ける。帝人の顔がかーっと赤くなった。
「あ、ちょ、千景さん、こんな人前、で」
「関係ないない! って、うわっ」
千景が頭を下げた。その上をフォークが飛んでいく。
「……あーあ、外したか」
臨也が呟いた。彼の投げたフォークは千景の頭の上を飛び、壁に突き刺さった。
「ちょっ、物騒なもん投げんなよ!」
「君がうちのご主人様に失礼なことするからでしょ。さっさと離れて」
しっしっ、と臨也が手を振る。千景がぶすっと頬を膨らませながら渋々離れた。
「帝人、今日の主役はここ……」
幽が帝人をテーブルに着かせた。静雄が千景に尋ねる。
「おい千景、お前頼んでたの買ってきたんだろうな」
「おうよ、帝人自ら選んだ自信作だぞ!」
作ってないけど自信作って言うのかな、と帝人は苦笑した。
「っとそうだ、その前に」
正臣が皆に目配せする。


「せーの」




『HAPPY BIRTHDAY!』




こんなにたくさんの人に祝われたのは初めてだ、とそう言って帝人は笑った。その笑顔はとても幸せそうで、嬉しそうで、可愛い。
そんな主の顔を見れて良かったと、人形たちは思った。
人形は年をとらない。だけど、主である人間はどんどん年を取っていく。そして、一生を終える。
それまでにどれだけ主が笑っていられるか。どれだけ、楽しい思い出をあげられることができるか。


帝人を護る。帝人の力を護る。帝人の笑顔を護る。帝人の一生を、護る。


それが自分の生きるすべてなのだと。
そう、契約したときに決めた。
今までも、これからも、ずっと。





「そういえばオーブン……爆発って」
「あ、あの、私とセルティさんでケーキを作ろうとしてたんです、けど」
「ちょーっと分量間違っちゃったみたいでさあ。ほんとセルティも杏里ちゃんもうっかりさんだよね」
(うっか、り……?)
帝人は後ろを振り向いた。後ろのキッチンは半壊状態で、床も壁も煤けている。問題のオーブンは跡形もない。
「来年は、頑張ります!」
「うん……期待してるよ……」
杏里の笑顔はとても魅力的で可愛かったが、帝人はひきつった笑顔を返すことしかできなかった。






帝人はぴば!!!
というわけでパラレルなら全員でお祝いできるじゃん!! とつめこんでみました!


でもろっちーをひいきしています!(← ろちみか増えろ!!(←


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