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アメスピ買った日に旦那さんとしてた会話から出来ましたw
設定とか捏造ですすいません。







「うわっ」
目の前に現れた人物を見止めた瞬間、帝人は小さく叫んだ。
「ヤア、帝人くん」
片手を上げてひょこひょこと近づいてきたのは、折原臨也だった。ただ、何時もとは様子が違っていて、黒いコートは薄汚れ、いつも整えられている髪も若干ぼさぼさになっていた。頬には赤い切り傷が一筋。
「臨也さん……どうしたんですかそれ……って、大体分かりますけど」
「推して知るべし、だね。多分当たり」
「……」
ふー、と帝人は大きく息を吐いた。臨也のこのよれよれの出で立ちは十中八九平和島静雄―池袋の喧嘩人形―との諍いで出来あがったものだろう。しかし、これだけよれよれになっているのも珍しい。
「今日は日が悪くてさあ」
多分方角も悪かったんだよね。と臨也は面白くなさそうに呟いた。
「とりあえず、どっか座りたいよ」
こんな道の真ん中じゃなくてさあ。と臨也が言ったので、二人は揃って歩き出した。




臨也がコートのポケットから何かを取り出した。それは煙草の箱。しかしその箱には見覚えがあった。
「あれ? それって静雄さんの」
「そ、視線合った瞬間これ投げ付けられてさあ」
避けたんだけどさ、その時のがこれ、と頬を指差す。なるほど、煙草の箱の角でやられたか。
「空箱でも結構痛いんだけど、これ」
そう言って、箱の蓋を開ける。何かに気づいて、臨也は箱の中から何かを摘みあげた。1本だけ残っていた煙草。
「臨也さん、煙草吸えるんですか?」
「俺は別に吸える年齢ですけど?」
「いやそういう訳で無くて」
「昔ちょっと吸ってた事があるけど」
そう言って、臨也がマッチで煙草に火をつけた。ポケットに入っていたどこかのクラブの名前の入ったマッチ。燐の匂いがふわりと漂う。
ふう、と臨也は白い煙を吐いた。そして顔を顰める。
「……何これすごいキツイ」
「美味しくないんですか?」
「味とキツイのは関係ないよ。まずくはないけどキツイ」
シズちゃんよくこんなの吸ってるなあ、と臨也は煙草を咥えたまま煙草の箱を眺めた。
「ああ分かった。普通のやつだと軽すぎるんだな」
「?」
帝人は首を傾げる。臨也はにやっと笑った。
「シズちゃんに薬とかの類が効かないのは知ってるだろう? だから、俺達が普通だと思って吸ってる煙草は、シズちゃんには軽過ぎて意味が無さ過ぎる、だから俺達が強いって思ってるぐらいので丁度良い、って訳」
「僕には良く分かりませんけど……でも静雄さん、そんな強いのぱかぱか吸ってたら肺ガンとかになっちゃって早く死んじゃうんじゃ」
帝人がそう尋ねると、臨也は声を上げて笑った。
「アッハ、そんなシズちゃんが肺ガンぐらいで死ぬものか。だから君が心配することはないのさ。肺ガンで死んでくれたらそれはそれで嬉しいけど」
君を独り占め出来るしね、と臨也は微笑む。そして、また煙草の煙を、すう、と吸い、吐いた。
「しかしなんでこれなんでしょうね?」
帝人は臨也の手元を覗き込み、箱を眺める。臨也はふー、と息を吐きついてに煙を吐き出した。
「帝人くんも大人になって吸うようになったら、もしかしたら分かるようになるかもしれないけどさ」
そう前置きしてから、続ける。
「男はさ、誰でもそういう煙草吸う時期があってね……」
そういう、というのは、こういう自販機で売っていないような煙草のことだろうか。
「因みに臨也さんは何か聞いても?」
「今は無いけど、JOKER、吸ってたこともあったなあ。女の子にもらったから、だけど」
帝人は臨也のとりまきの女子たちを思い出した。JOKER、気になって携帯で調べてみる。そして、ああなるほど、と思って、臨也に向かって笑顔で言い放った。
「所謂、カッコつけたい厨二病というやつですね?」
「……厨二病って言わないで欲しいんだけど。違わなくもないけど」
シズちゃんはそういうこと考えて吸ってそうに無いけどな、と臨也は短くなった煙草を壁に押し付けて消した。そして、空箱に放り込む。
「口の中苦い」
「そりゃそうですよ」
帝人は自販機を指差した。
「口直しに何か、飲みますか?」
「そう、だなあ……」
臨也は帝人の方をちらりと見た。
「口直しなら、帝人くんとのキスの方がいいな」
顎を人差指でくい、と持ち上げられた。帝人はあきれたように眉を顰め、そして臨也に向かって言い放つ。


「苦いのは、嫌いですので」


臨也はきょとん、とした後、ははっ、と軽く笑って帝人の顎を解放し、頭をくしゃくしゃと撫でた。
帝人はそれにほっと息を撫でおろしたが、気を抜いた瞬間、ぐい、と引っ張られて壁に押し付けられた。そして、そのまま臨也の顔が近付く。唇が触れて、驚いてゆるく開いた口の中に臨也の舌が入ってきた。臨也の舌に帝人の舌が絡め取られる。
臨也の顔がゆっくりと離れた。帝人は口を押さえる。
「にが……っ」
「大人の味だよ、帝人くん」
どうだい? とにやにや笑いながら尋ねられて、帝人は、こんな味なら、一生吸わなくてもいいな、と思いながら、手の甲で口を拭った。




「口直しが必要です」
「じゃあもう1回いっとく?」
「それじゃ口直しになりません」







旦那さんがJOKERを昔吸っていたといっていたので、わたしの周りの友人にも聞いてみたところ結構自販機で売ってないような煙草を吸ってる人が多かったので……男っておもしろいなあと思った次第w皆同じ時期に吸ってるんだものwww
JOKERというのは甘い匂いのする長い煙草です。葉巻みたいなもんか。今はもう無いんですよね……。


帝人の台詞を英訳すると、タイトルになります。


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