【DRRR静帝】真夜中は純潔

すいませんまたひたすらいちゃいちゃしとるだけの話です。
オチは期待なさらず←
かるーくさらっと読んでいただければｗ

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静雄がシャワーを浴びて戻ってくると、帝人はひとり、パソコンの前に座っていた。
かたかたとキーボードで何かを打ち込んでいる。
タオルでわしわしと頭を拭きつつ、静雄は帝人の後ろに座った。手を伸ばし、ぎゅ、と帝人の腰を抱きしめる。
「わ、静雄さん、お帰りです」
「何してんだ？」
帝人の肩越しにディスプレイを覗き込む。そこには文字が並んでいた。
「チャットです」
「チャット？」
「ええ、この画面上で、会話してるんです」
そう言って帝人は文字を打ち込んだ。


【あ、お客様がお風呂から戻ってきたｗ】
≪お風呂って！！　もしかして彼女さんとかですかあ？≫
［え、それじゃこんな所でチャットしてる場合じゃないんじゃ］


「俺の事か？」
「ええ、ちょっと静雄さんがお風呂に行ってる間だけ覗いておこうと思って」


≪彼女さんがお泊りだなんて太郎さん大胆！！！≫
【い、いえいえいえ！！　彼女ではないです男の人ですよ】
［お友達ですか？］


「……ともだち、ではないですよね」
「……そうだな？」
帝人と静雄は顔を見合わせた。そして苦笑し合う。今の二人の関係は、大っぴらにはしにくいもので、それを二人は解っていたから、なんとなくおかしい感じがして、笑ってしまった。


【詳しくはお話できませんけど、友達以上の方です】
［ほうほう、それは興味ありますけど、深く伺うのはやめておきます］
≪むー、甘楽ちゃんは知りたいですよー！　勝手に調べちゃいますよ！≫


「あ、まずい」
「どうした？」
「この甘楽さんて……その、実は臨也さんなんです」
「ハァ！？」
静雄は眉を顰めた。目を細めて、その視線は剣呑なものになっている。帝人は慌てた。
「ボロが出る前に、落ちます」


【と、まあそんなわけなんで、お客様のお相手をします！】
【それでは、おやすみなさい！】


退室ボタンを押す。チャットルームの画面が切り替わり、入室画面へと戻る。
「……すいません。臨也さんにはばれないようにしないといけないのに」
しばらくチャットはしないようにします。と帝人が肩を落として言った。静雄はそれを見て、手を伸ばす。そっと、帝人の頭を撫でた。
「いや、別に。お前の楽しみ奪うつもりもねえし」
けど、と静雄は続けた。
「臨也の野郎はいっぺん殺す。むしろ殺す。あいつこそチャットから居なくなればいい」
「あ、でもチャットの管理って臨也さんが……」
「他の奴がやればいいむしろお前がしろ」
「そんな滅茶苦茶な」
帝人は困ったように笑うと、パソコンの電源を落とした。




「もうおやすみなさいにしますか？　それとも、もう少し起きていますか？」
「まだ起きてるに決まってんだろ。何のために風呂入ってきたと思ってるんだ」
「……ですよねー」
帝人はぽふんと静雄の胸に抱きついて、顔をぺたりと静雄の胸につけた。程よく筋肉のついた身体は触れているだけで心地良い。
「おい帝人、寝るなよ」
風呂上りの気だるさと、静雄の体温が心地よくて、帝人は目を閉じたまま動かなくなっていた。一度それで寝られた事がある静雄が釘を刺す。
「大丈夫、ですよ……」
既に眠くなってきている帝人は、ふわふわとした意識の中で返事をする。そんな様子の帝人を見て、静雄は「しょうがねえなあ」と呟いて、帝人の顎を掴み、顔を上に向かせた。そしてその唇に口付けを落とす。唇をぺろりと舐めると、帝人が軽く口を開いた。開いた口の中に、静雄が自身の舌を滑り込ませる。帝人の舌に、自分の舌が触れると、反射的に帝人の舌が絡まる。帝人は目を閉じて、静雄の口付けに応えている。
「ん……」
帝人から甘い声が漏れる。鼻にかかった甘ったるい声は、静雄の耳を擽り、心を煽る。
「帝人……」
ため息のような、掠れた低い声を帝人に囁く。くすぐったそうに帝人は身を竦めた。
「静雄さん、すき、です」
「ああ、俺も」
二人は顔を見合わせて笑った。額を合わせて、視線を合わせて、笑いあう。





「なるほど？」
臨也は事務所でひとり、パソコンの前に座っていた。耳にはイヤホンが着けられており、その先は小型の機械に繋がっている。
「『お客様』で『ともだち以上の大事な人』はシズちゃんかあ」
臨也はイヤホンを外すと、くすくすと笑った。
「へえ、あの二人がねえ……」
臨也はパソコンのディスプレイを見つめる。チャットルームはもうすでに誰もいない。
「今度太郎さんをからかうネタにしちゃおうっと！　……あと、シズちゃんの弱みも握れたし、今日は良い日だ」
今度太郎さんと会う時が楽しみだな、と臨也は笑って、パソコンの電源を落とした。

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いーざーやーくーん！！！
盗聴器仕掛けてますよこのひとーーーー！！←
というわけでいつもどおりいちゃいちゃしてる静帝と、出歯亀臨也さんでしたｗ
チャットメンツはいつもどおり太郎さんとセットンさんと甘楽ちゃんですｗ
チャットをしている帝人を後ろから見る静雄、が書きたくてこんな流れになりました（笑
相変わらずやまもおちもいみもないですorz