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また匂いネタで申し訳ないのですがw
移り香ネタは煙草のときにやったので、香水ネタでw


またけしからんやつですよ!









シャワーを浴びた帝人が、洗面所で頭をごしごしと拭いていると、ふと見慣れないものが視界に入った。
赤い小瓶。どうやら中身は液体で、ふわりと薄く香りがする。香水のようだ。
(静雄さん、香水なんかつけてたっけ?)
そういえば、今日一緒に歩いているときに、良い香りがしたのを思い出す。ただ、すれ違った女性がつけているのかと思っていたので、特に気にしてはいなかったが、確かに静雄の方から香っていたのだ。
(後でちょっと聞いてみよう)
小瓶を手に取り、洗面所を後にした。


最近の帝人は、週末になると静雄の家に泊まる。金曜日の夜から日曜日の夜まで、静雄と一緒に過ごす。
それは二人が、親密な関係だからに他ならない。世間一般でいう「恋人」と呼ばれる関係になっているのだ。
非日常に憧れた帝人。日常に憧れた静雄。お互いに自分に無いものを持っている相手に惹かれた。
帝人は静雄と居る事で適度な非日常を手に入れ、静雄は帝人と居る事で、穏やかな日常を手に入れた。


風呂を借りて戻ると、コンビニに行っていた静雄がちょうど戻ってきたところだった。
「あ、お帰りなさい静雄さん」
「おう。アイス買ってきたけど食うか?」
「食べます食べます」
帝人は嬉しそうにちょこちょこと静雄に近づいて、静雄が持っていたコンビニの袋を覗き込んだ。棒つきのソーダ味のアイス。それを取り出して、袋を破る。しゃく、と音を立てて食べると、爽やかな味が口に広がった。
「静雄さんも、食べますか?」
「ああ、一口くれ」
帝人の手首を持って、アイスを自分の方へ傾ける。静雄がアイスを齧った。
「ちょ……一口っていったのになんか多い……」
「美味いな、それ」
「もう駄目ですよー。僕の分なくなっちゃいます」
帝人は慌ててアイスを齧った。
「もう一口くれよ、帝人」
「駄目ですってば」
静雄が帝人の手を引いて、身体を引き寄せる。そのまま、驚いて開いた帝人の唇へ、自分の唇を重ね、帝人の口腔を貪る。
「んっ……」
抵抗しようとしていた帝人の手が、途中で止まった。静雄が顔を離す。帝人の目は潤み、頬は真っ赤だ。
「もう、何するんですか!」
「アイスを味わっただけだぞ?」
必死に帝人は静雄を睨みつけるが、悪びれる様子のない静雄に、帝人は眉を寄せた。大人のくせに子供みたいだ。そう呟いて、アイスの残りを食べた。




「そういえば静雄さん、これ、なんですか? 先週来た時は無かったんですけど……」
「ああ、それか」
帝人が差し出した小瓶を、静雄が手に取る。帝人を膝に乗せ、腰を抱く。帝人は、静雄の胸に頭を預け、気持ち良さそうに寛いでいた。
「この間幽が持ってきたんだ。なんかこの香水のイメージキャラに選ばれたんだと」
「へえ……」
「で、俺にもおすそ分け、らしい」
小瓶の蓋を開けると、ふわりと良い香りが漂う。花の香りのような、良くある香りだ。
「今日静雄さん、これ付けてました……よね?」
「ああ、良くわかったな?」
「いえ、なんだか煙草の香り以外にするなあ、って、思って……」
いい香りです。と帝人は微笑んだ。静雄は小瓶を傾けると、自分の手首に軽く付けた。そして、その手首を帝人の首へ擦り付ける。
「わっ」
帝人は首をすくめた。すぐに、ふわりと香水の香りが鼻を擽る。帝人には少し大人の香りに感じられた。しかし、悪い感じはしない。そして、静雄と同じ香りを纏っているのかと思うと、嬉しくなる。
「これが静雄さんの香り……」
溜息のように吐き出した言葉は、擦れて、色のついた言葉になった。一瞬、静雄は息を呑む。たまに見せる少年特有の未成熟な色っぽさが、静雄を魅了する。
帝人が静雄の手から小瓶を取り上げ、自分の手首へと傾ける。また一層、二人を取り巻く香りが強くなった。その帝人の手首は、静雄の首元へ。
「いい香りですね」
「そうだな」
「なんだか、癖になりそう、です……」
うっとりとしたように、小瓶を見つめる帝人が、どうにもこうにも愛しくて仕方が無い。九つも下の少年にこれだけ熱を上げているのも、全ては彼が愛しくて仕方が無いからだ。
彼の全てを全力で愛し、全力で護る。自分の全てをかけて。彼を手に入れる時にそう誓ったのだ。
「静雄さん? どうしました?」
「あ……、ああ、いや、ちょっと香りに酔ったみてえだ」
「大丈夫ですか?」
静雄は微笑んで頷いた。帝人も微笑み返す。
「良い香りだな」
静雄が帝人の首筋に顔を寄せた。そのまま、舌でべろりと舐める。その感触に、帝人がぴくりと身体を震わせた。
「やっ……ちょ、っ、ちょっと静雄さん……」
「ん……?」
帝人と静雄が視線を合わせる。静雄の色素の薄い瞳が、ひたと帝人を見据えた。
「だから、心の準備が必要だと何度……」
「もう今更じゃねえか」
さっさと慣れろ。そう囁いて、強引に帝人の唇を奪った。何も考えられなくしてやろう、そう思って。




「ふ……、う、ぁ」
ぴく、と帝人の身体が震えて、足に力が入る。静雄が帝人の性器を舌で舐め上げ、先を吸う。ちゅ、と音を立てて吸うと、中から透明な液が零れて、静雄の口の中へ。
「出したかったら出しても良いぞ」
帝人は潤んだ瞳で静雄を見つめた。目の端から涙が零れる。そんな顔も相変わらず可愛いと、静雄は上目遣いに帝人を見上げながら思った。苦しさから解放してやろう、そう思って、熱を持った帝人のものを口に咥えた。舌を使い、ゆっくりと舐め上げる。帝人の身体がびくびくと震えていた。口から吐息と嬌声が漏れる。
「静雄さん……っ」
「出せよ、帝人」
静雄の手で自分のものを扱かれ、耳元で低く囁かれた帝人が、その刺激で快感を得た。身体が震え、息を詰めた。声を殺して吐精する。白濁した液は、そのまま静雄の手の中へ吐き出された。帝人はぐったりと身体をソファーに預ける。
どろりと零れた白い液体は、そのまま帝人の後ろへ塗り込められる。静雄の長い、しかし細くは無い指が一本、ゆっくりと帝人の狭い壁をこじ開けた。
「っ……!」
ぴくりと帝人が反応した。静雄の服の裾を掴む。静雄はソファーの背に片手を付き、帝人にのしかかるように片足の膝をソファーの上に乗せ、支えにした。見下ろされた帝人は、必死に静雄を見上げる。涙で潤んだ黒い大きな瞳。食べられそうだ。静雄は顔を近づけると、帝人の目の端に溜まった涙を吸い上げた。ちゅ、と音を立てて口付け、離れる。
「甘い香り、良いじゃねえか」
帝人から匂い立つ先ほどの香水の匂いは、静雄が好きな甘い香りがする。少し帝人には大人びた匂いかと最初は思っていたが、中々合う。
「しずおさんも、甘い香り……します」
帝人も手を伸ばし、静雄の首に腕を回して引き寄せる。すり、と猫が擦り寄るように、帝人は静雄の顔に頬を摺り寄せた。
「いい香り……」
うっとりと呟いた帝人に、静雄が口付けた。帝人の全てを喰らい尽くそうとするような、激しい、息をつく暇も与えないようなキス。
塞いだ口から、帝人の息遣いが聞こえる。口を離すと、はあ、と溜息のような息を吐いて、身体から力が抜けた。増やしていた指を引き抜き、代わりに自分の性器を取り出すと、それを帝人の後ろに穿った。
「あ、っ……! し、ずおさん……っ! い、た」
「っ……まだキツかったか……?」
「大丈夫、です、動いて……」
抱えた帝人の足を掴む手に力を込めた。これ以上焦ると手加減が出来ない。帝人が静雄の頭をかき抱いた。香る匂いに惹かれて、奥まで進む。
「う、うんっ、ぅう……!」
最奥まで貫いて、静雄は一旦動きを止めた。きつい。動けばすぐに達してしまいそうだ。帝人の奥は熱くて狭くて、深い。息を吐いて整えて、静雄はまた動き出した。最初はゆっくりと、しかし、我慢がきかない。すぐに律動は強くなる。帝人がその波に、翻弄される。
「あ、っ、静雄さん……深い……っ」
「帝人……」
静雄の心地良い低音が、帝人の身体を侵す。じわりと耳から進入した静雄の声が、帝人の身体を震わせた。
「ぃ、や……っ」
その声も刺激となって帝人を高ぶらせた。静雄が勃った帝人自身をその大きな手で擦り上げる。帝人がまた一際高い声を上げた。静雄はその声に、ふ、と笑う。
「帝人、帝人……愛してる」
「静雄さん……僕も、です」
甘い言葉を囁いて、二人が達する。貫いたその先に、静雄は自分の欲望を吐き出し、帝人も静雄の手を再度濡らした。


二人を取り巻く、むせ返るような甘い香り。二人はそれに煽られて、もっと深く、繋がろうとする。




「……悪い」
「いいえー……」
静雄がソファーに座っているその膝に、帝人が頭を置いて寝そべっている。所謂膝枕というやつだ。
「なんかこう、甘い匂いさせてるしお前食えるんじゃないかって思ったらその、色々と抑えが利かなくて」
「いや……いくらこの香水のせいで甘い匂いをさせてても、僕は甘くないですし食べられもしませんよ」
帝人は苦笑した。静雄はばつが悪そうに顔をしかめている。あれから二人は何時間もお互いを求め合い、結果、帝人は起き上がることが出来なくなり、静雄は帝人の後始末をして、こうやって今やっと落ち着いた所だった。
風呂に入ったにもかかわらず、甘い匂いは消えない。それもそのはず、二人で小瓶の中身を半分程使い切ってしまったからだ。匂いが消えるたびお互いに擦り付けあい、その液体を帝人の中や自身へ塗りこめ、盛大に使った結果部屋の中が甘い匂いで満たされてしまった。
「甘い匂いに酔いそうです」
「そうだな……」
「でも」
帝人は静雄に手を伸ばした。静雄はその手を取る。
「静雄さんの匂いだから、嫌いじゃないです」
にっこりと笑った。静雄もその顔を見て微笑む。
「これからもずっとつけてて下さいね。そうしたら、僕も静雄さんと同じ香りになれる」
帝人はそう言って目を閉じた。ややして寝息が漏れてくる。帝人の台詞の意味を考えていた静雄は、やっと答えに思い当たって、顔を抑えた。


恥ずかしい事を、言ってくれる。


同じ香りになるということは、移り香がするぐらい近くで、長く一緒に居ると言う事。帝人はそれを望んでいる。


とりあえず静雄は、「この香水をもっと送れ」と、幽にメールを送った。






これを書いているさなかに静雄さんと臨也さんの香水が届きました。
静雄さんの香りすっごく甘くてわたしむせました←
わたしにはちょっと刺激が強すぎた模様w


というわけですごく甘い静雄さんの香りが帝人にも移れ! 同じ匂いになって混ざり合えばいい! というネタですw
タイトルはそのまま「甘い香り」です。べったべたの甘甘です。書いてる間恥ずかしい!!ってなって何度手が止まったことか←


ちなみに臨也さんの香りは結構爽やかな感じでした。しかしわたしの感想は「中国茶みたいな匂いする……」でした←
ボキャブラリーが貧困すぎる件www


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