BLとか腐女子っぽいネタとか小話の倉庫になります。
100000ヒット有難うございます!
100000ヒット記念はやっぱり人形遣いにしました。そしてこのサイトは静帝サイトですよというわけで静雄と帝人の話にしましたw
で。
本編では静雄が人形で帝人が主なわけですが、コレ逆転したらどうなんのかなと想像やら妄想やらが酷くなった結果逆転編と相成りましたw
設定は本編と変わらずです。が、色々逆転してます。
何時も通りのテンションですので、さらさらっと読んでいただければw
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仕事―借金の取り立て―を終えて、疲れとだるさを引きずりながら帰路に着く。
上司と、そのパートナーである人形と途中で別れ、一人、静雄は煙草を燻らせながら歩いていた。
住み慣れたマンションに着き、何時ものように鍵を開ける。玄関の扉を開けると、灯りがついていた。
そこで、ああそういえば、と思いだす。奥のリビングから足音がして、黒髪の少年がほわほわとした笑顔で出迎えてくれた。
「お帰りなさい、マスター」
その少年に静雄も微笑みを返すと、ゆっくりとその小さな頭を撫でた。
静雄がその少年―竜ヶ峰帝人―と出会ったのは、ダラーズの研究所での事であった。
人形遣いの素質を昔馴染みの新羅から見出された静雄は、検査を受け、晴れて人形遣いとなった。しかし、静雄はいまいちその能力を使いこなせない、というか、使わなくても良いと思っていた。
「静雄の能力は特殊だねえ。触れた人形の動力を強制的にシャットダウンさせるなんて」
【強制終了(ブラックアウト)】と名付けられたその能力は、静雄が今まで喧嘩をしてきた中での経験から発生したのだ、と新羅は言った。
静雄は『池袋の喧嘩人形』と言われるぐらい、喧嘩が強かった。パワー型の人形並みに力が強かったから、そんな渾名がついた。
喧嘩をしているうちに人間ではない別の『人形』とも戦うことがあった。人形をぶち壊してしまうこともあったが、稀に無傷で倒してしまうこともあった。それが静雄の能力である【強制終了】であったのであるが、その時の静雄は無意識にその力を使っていたために気がつかなかった。そう言う事が何度もあったために新羅に相談してみると、人形遣いの素質があることが解った。
検査と共に訓練を受け、今では普通に能力が使えるようになった。加減が難しいが、何とか今は扱えている。
「ところでさあ、君は何時になったら人形と契約するの?」
「別にいらねえよ。俺は自分の身は自分で守れるし」
「かといって、人形遣いが単体で居るのって、実はよろしくないんだよね」
人形遣いは世の中に少ない訳ではないが、多い訳でもない。人形遣いがどうやってその能力を見つけ、使用出来るようになるのかはまだ謎の部分が多く、人形遣いの能力や人形の情報は国家機密レベルで厳重に管理されている。
人形が居れば、物理的な攻撃―例えば、誘拐や暴行など―からも身を守れるし、それ以外―例えば、ネットワーク上の自身のデータへの攻撃―も守れる。
静雄は人間であったが、とても強かった。自販機を投げ飛ばし、標識をコンクリートごと引っこ抜き、コンビニのゴミ箱などは片手で持てる。さらに、傷をつけられても治りが早いという超人的な力を持っていたがために、大半の人形遣いが人形を使役する理由である『身を護る為』の人形が必要でなかった。
ただ、データへの攻撃となるとそうはいかない。静雄はそう言う事は不得手なのだ。
「だからブレイン型とかどうかなーと思って君に合いそうな人形を探してるんだけど……」
と、そこで新羅が口を噤む。
「なかなか君に合うのが無いから、カスタマイズ機でも良いかな?」
「俺は別に構わねえから何でも良い」
「臨也がカスタマイズした人形だけど」
その名前を聞いた瞬間、ぴく、と静雄が眉を顰めた。そして口を開く。
「あいつが作ったもんならいらねえ」
「まーまーそう言わないで。臨也が作ったにしては素直で良い子だよ。それに臨也が作ったブレイン型特化機だからスペックも良い」
臨也、というのは静雄と新羅の同級生である『折原臨也』という研究者である。ブレイン型人形のプログラムのスペシャリストであり、今能力の高いブレイン型人形はすべて彼の製作した人形だった。静雄とはかなりの勢いで馬が合わない。顔を見合せば殴り合い殺し合いだ。
「元々は臨也個人が使うためにカスタマイズして作ったらしいけど……」
君とも相性良さそうだとおもったから、勝手に連れてきちゃった。
と、明るく新羅が言った。静雄はぽかんとして、それから新羅に向かって吠えた。
「アレと相性良い奴が俺と相性良いはずがないだろうが!」
「いやーそうでもないよ? だって君たちはよく似てるよ。同族嫌悪とは良く言ったものだね。それに、好みも似ている」
だから大丈夫! と新羅はからから笑った。何が大丈夫なのか解らない。
「とりあえず紹介するよ。会う前から嫌嫌じゃ、あの子も可哀そうだ」
新羅は電話を取ると、内線をかけた。ほどなくして、ドアがノックされ、新羅が開いてるよ、と声をかけた。控えめにドアが開かれ、小さな人影が入ってくる。静雄は目を見張った。
「紹介するよ、彼が【Mk】竜ヶ峰帝人くんだ」
「初めまして、竜ヶ峰帝人です」
青い制服に身を包んだ帝人が、ぺこりと頭を下げた。静雄も遅れて慌てて頭を下げる。
「帝人くん、彼が前に言ってた平和島静雄」
「ああ……お噂はかねがね」
帝人はそう言って微笑んだ。噂と言っても良い噂ではないだろう。
「で、帝人くん、今日から彼が君のマスターになる」
「え……でも、臨也さんが……」
「別に人形遣いでもない臨也の傍に居なくてもいいよ。彼は一人で何でもできる、けど、ここに君を必要としている静雄がいる」
別に必要とは感じていないが、と静雄は思ったが、帝人が居る前で言う訳にもいかず、黙っていた。
「君はもう臨也から解放されるべきだよ。もう君だって研究所の外に出てもいいぐらい経験が蓄積されている。静雄と一緒だったら僕も安心だし」
「でも……」
帝人がちらりと静雄の方を見た。静雄が自分の事を余り良く思って居ない事を感じ取ったのだろう。
零れそうなほど大きな瞳が、若干潤んでいる。
それを見た瞬間、何かが静雄の心の中にじわりと染み込んできた、ような気がした。
何故か帝人を傍に置いておきたいと、そんな感情が湧きあがった。
「静雄、どうする? 一応もう君と帝人くんは『契約』出来るっていう検査の結果は出てる」
新羅が傍らに置いていたファイルをぺんと叩いた。静雄をじっと見つめる。帝人も、新羅に肩を抱かれたまま、不安げな視線を静雄に向けていた。
「解った」
静雄は帝人の頭にぽん、と手をおいた。その手のひらは、優しく帝人の頭を撫でた。
言葉が、するりと出てくる。
「契約、する」
その時の帝人の笑顔は、静雄の目に焼きついた。
淡く、紅く染まった頬。潤んだ瞳を細めて、本当に嬉しそうに笑ったのだ。
こうして、二人は『契約』を行い、帝人は静雄の家に住むことになったのが、1週間前。
帝人を伴って静雄はリビングへと進んだ。ソファーに身を沈める。帝人が隣にちょこんと座った。小さな身体を軽々と抱き上げ、膝に乗せて顔を向かい合わせる。
「マスター?」
帝人が首を傾げる。静雄は帝人の頬を親指でついと擦った。
「帝人、俺の事は名前で呼べって……」
「あ、ああっ、ごめんなさい……つい」
帝人はしゅんとなって俯いた。その頭を静雄はそっと撫でる。
「怒ってるわけじゃねえ。気にすんな」
つい最近までは契約を結んだ者をマスターと呼ぶよう教育されていたのだ。学習プログラムのある人形とはいえ、人間と同じで何回も繰り返す事により様々な事を覚えていく。
「静雄さん」
頭を撫でられた帝人が、ふわりと笑った。静雄は、その笑顔が好きだった。初めて見た時と同じ笑顔。帝人となら契約してもいい、そんな思いになった。まるでそれは恋のようだった。人形に一目惚れしてしまっただなんて、おかしい。
静雄は優しく微笑んで帝人の頬を撫でる。喧嘩人形と呼ばれる平和島静雄が唯一、帝人と居るときだけ笑顔を見せるのだ。
「今日は怪我していませんか?」
「ああ、今日は何もなかった」
「それは良かったです」
「お前はどうだ?」
「こちらも何も。あ、明日は新羅さんのラボに行ってから帰ります。定期メンテナンスの日ですので」
「分かった。早く帰れよ」
帝人の額に口づけを落しながら、静雄は呟いた。
「ノミ蟲には気をつけろよ」
「臨也さんですか?明日は会う予定はないんですけど」
「あいつは予定は無くても来る。絶対来る。……やっぱり俺もついていく」
心配して力の入った静雄の手が自分の腕を強く握る。人形なので外部からの衝撃には強いがやっぱり地味に痛い。
「大丈夫ですよ。静雄さんはお仕事があるでしょう」
それに、と帝人は続けた。
「僕のマスターは、貴方だけです」
ふわり、と華がほころぶように帝人は優しく微笑んだ。静雄の手を帝人の小さな手がぎゅっと握る。静雄はそれを見て帝人を抱きしめた。
「ああ、お前は俺のものだ」
口付ける。帝人がゆっくりと目を閉じた。じっくりと時間をかけて、帝人の咥内を侵す。はあ、と帝人の口の端から息が漏れた。苦しいのだろう。解放してやると、浅く息を吸って、吐き出した。
「鼻で息するんだ、覚えろよ」
そう言って鼻をつまむと、痛い、と小さく呻いた。ああ、そんなところも全てが可愛いと思える。
「帝人、餌……やろうか?」
自分の辛抱が利かなくなってきたので、帝人の耳元に顔を寄せ、低く囁いて誘う。
3日とあけずに帝人に『餌』をやっている。過充電になりはしないだろうかとは思うが、今は1分でも長く帝人に触れていたい。
「し、静雄さん!」
帝人は真っ赤になりながら叫んだ。静雄の胸に手を当てて、引き剥がそうともがく。
「余計なエネルギーは、必要ありません!」
「お前が動けなくなると俺が困る。何時もエネルギーはフルにしておいて問題ないと思うが?」
「……っ」
そうだ、静雄の情報を護っているのは自分であるのだ。帝人は悩む。いざというときに静雄を護れなければ、自分の存在している意味が無い。
「“マスター”に従えよ……【Mk】」
コードを呼ぶ。コードを呼べば人形は主に従うしかない。帝人は頬を膨らませて、呻いた。
「そういう時ばかり、“マスター”を振りかざしますね」
「使えるもんは使うもんだ」
静雄は口元に笑みを浮かべる。それを見て帝人は困ったように笑った。
帝人はふ、と目を覚ました。時間は夜中の3時。隣には、主がいる。自分の身体に腕を絡め、優しく抱きしめられていた。
眠る静雄の髪にそっと触れ、撫でる。帝人は静雄の寝顔を見て、微笑んだ。
「静雄さん」
小さく、眠る主の耳元で囁く。
「僕に自由を下さって、ありがとう、ございます」
静雄がふ、と笑ったような、気がした。
というわけで人形遣いネタで帝人が人形、静雄が人間の逆転バージョンでした。
逆の立場にしたらどないやろうかと思ったんですが結局一緒っていうね! 静雄と帝人べたべたしすぎっていうね!←
ああでも若干帝人のデレ率が上がっていたりとか、とかw
ちなみにちょこっと設定も考えていたりして、ベースは同じなんですが新羅はやっぱり研究者で、臨也も人間で研究者で、静雄は人形遣いで、帝人はその人形で、正臣は人形でコードは同じく【Ms】なので、帝人とペア機とかどうかな、とか(笑
帝人は臨也が素体から作った初めての人形なので(臨也は人形のプログラムの研究、製作だけ)ものそい溺愛してて、それを勝手に新羅に持っていかれてしかも静雄と契約して……と臨也ざまあな設定になっておりますw
ちゃんと『食事』シーンも考えていたんですが、記念小話なので全年齢向けでw
けしからんシーンは、また気が向いたら書きますということでw
逆転バージョンも結構楽しかったですw
改めまして100000ヒット有難うございました!
今後ともどうぞよろしく御願いいたします。
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