BLとか腐女子っぽいネタとか小話の倉庫になります。
「な、何言ってんだ、お前!」
「だーかーらー。人形の性格、人格付けの定義である経験をするって言ってんだよ。お前自身の癖とかなら今までのデータから参照してそれを再現することができる。だが、第三者に対するアクション、特に帝人に対する時の癖や仕草なんかは実践しないと俺の経験にはならない。……帝人の頭を撫でるたびに、帝人が違和感を感じてるみたいだから、その辺りはさっさと直しておかなきゃならねえ」
知られていたのか、と帝人はきょとんとした顔で『静雄』を見つめた。
「でもお前が一度直に『見せてくれる』ことで俺は見た分だけ経験が蓄積されて、実践もできるってもんだ。というわけでお前らちゃっちゃとやれよ」
そんな笑顔で言われても、困る。静雄と帝人は顔を見合わせた。『静雄』は帝人の顎を掴んで自分の方を向かせる。そして、口付けた。
「!?」
帝人の目が見開かれる。静雄はびっくりして立ち上がった。
「な……っ!?」
『静雄』が帝人の唇から自分の唇を離す。ゆっくりと口の端を上げて、笑う。
「してくれないなら、俺がやるからお前はそこで見てろ。違和感があるなら言えばいい。俺はお前の……望むとおりに、帝人を、抱く」
「俺がやるって……」
静雄が『静雄』の傍に寄る。二人の視線が合う。静雄は眉を寄せた。『静雄』はにやりと笑う。
「……解ったよ!」
静雄は帝人の隣に座り、『静雄』から帝人を取り上げ、膝に乗せる。
「さすが先輩。そうこなくちゃあな」
揶揄うように『静雄』が笑った。静雄は不安そうに見上げてくる帝人の頭を撫でた。
「見せてやるのは癪だが、仕方ない……」
「静雄さん」
「実は腹が減ってるんだ。新羅が俺を呼びつけたのは、これを狙ってやがったな」
静雄が困ったように笑った。静雄に頭を撫でられている帝人は安心したように静雄の胸に頬を摺り寄せた。
「……で、でも、恥ずかしい、です」
誰かに見られているなんて、と『静雄』をチラリと盗み見れば、それに気づいた『静雄』はひらひらと手を振った。
「ったく……見せもんじゃねえんだぞ」
「学習のためだろ、解ってるよ。余計な事はしねーから、何時もどおりやってくれや」
「……何時もどおり、ねえ」
静雄は口の中で呟いて、帝人の頬にそっと手をやる。ほんのり暖かい頬は赤く染まっていた。やはり誰かが居るということに緊張しているのか、何度も瞬きを繰り返すその黒い瞳がなんだか珍しくて、面白かった。
ちゅ、と口付けると、目元がほんのり色づく。黒い瞳が揺らいで、何だか泣きそうだ。
「何時もどおりだってよ、帝人」
「い、いつもどおり、って」
『静雄』の視線を気にしている帝人は、うーうー唸っている。気にならなければ良いんだろう、と帝人に囁いて、静雄は帝人の唇を塞いだ。
どうせ、始めたら何も考えられなくなるのだから。
帝人のシャツのボタンを片手で外す。もう慣れたものだ。もう片手では帝人の腰を支えながらシャツをたくし上げ、裾から手を入れて帝人の胸の突起を弄る。
「ひゃ……」
小さく声を上げた帝人だったが、すぐに静雄にしがみついて声を殺した。
「どうした、帝人?」
小声で尋ねると帝人はふるふると首を振る。静雄は気にせずそのままシャツを脱がせた。するりと脱げたシャツはそのまま床に落ちる。そして帝人のベルトを外し、下着ごとズボンも脱がした。帝人は全裸で静雄の膝に跨っている状態になる。ふるりとその小さな身体が震えた。静雄はそのまま片手で帝人の腰を支え、軽く背をのけぞらさせた。吸い寄せられるように薄い胸に唇を寄せる。ちゅ、とその胸に口付けた。ぴく、と帝人の身体が震える。舌で帝人の乳首を押すように舐めると、ひくひくと帝人の身体が跳ねた。
『静雄』を横目で伺うと、にやにやと笑ったままこちらを見つめている。それがなんだか臨也の顔を思い出させて仕方が無かった。
帝人の手が伸ばされて、静雄の金色の髪に差し入れられる。くすぐったさに目を細めると、帝人と目が合った。ふわりと笑われて、静雄の鼓動が早くなる。人工的な、作り物の心臓のくせにこういうときはやたらリアルだと、そう思う。
下肢に手を伸ばせば、帝人の小さな性器が勃ち上がっていた。透明な液体がとろりと零れている。その液を塗りこめるように大きな手で帝人の小さな性器を弄った。
「ひゃぁ、ああっ」
「帝人……」
耳元で囁くと、帝人は黒い瞳を大きく見開いた。様子がおかしい。
「やっ、あ、静雄さ、あ……」
「どうした?」
性器を弄る手は止めず、静雄は帝人の耳元で囁き続ける。帝人が静雄の胸元をぎゅっと握り締めた。シャツが皺になるが気にせず、帝人の耳に刺激を与え続ける。舌で耳たぶを舐め上げ、かり、と歯で軽く噛んだ。帝人の身体がぴくぴくと震え続けている。
「んっ、ん……ぅ、や、静雄さん……もうっ……」
大きな瞳の端に涙が浮かぶ。帝人の性器がぴくぴくと震えた。硬さを増したそれに血管が浮き出る。透明な液が溢れて零れて、そして白い液が混じり、静雄が何度かこすり上げると呆気なく達してしまった。
静雄の手のひらに吐き出されたどろりとした精液。大事な主の情報。残さず舐め取った。
帝人はぐったりとした身体を静雄に預けた。浅く息を繰り返し、整える。
「早かったな、帝人」
「そ、それ、は……あの……」
帝人が顔を真っ赤にしてうつむいた。そして静雄は思い当たる。ああ、そういえば『静雄』が見ているんだった。
「なるほどね。俺に見られてたせいで帝人、恥ずかしくて何時もより余計に感じた訳?」
『静雄』が手を伸ばした。帝人の頬に触れると、帝人がびくっと震えた。ひょいと帝人の身体を抱え、今度は『静雄』が帝人を膝に乗せる。ぼんやりとした視界の向こうに、『静雄』の顔がある。
「今度は俺の番だ、帝人」
『静雄』はにいっと笑った。そう言って帝人の身体を反転させると、膝を持ち足を開かせる。
「な、に……」
「静雄、後ろ」
「は?」
「そっちはまだ見てねえから、やれよ」
「だから……」
帝人を挟んで静雄同士の言い合い。帝人はまだ射精時の気だるさから抜け出せていない。
「こっちは俺が、可愛がってやるからさ」
帝人のこめかみに口付けると、『静雄』は帝人の性器をぎゅっと握った。やわらかくなりかけていたそれは簡単に硬さを取り戻す。
「え、あ……っ」
「俺にも実践実践。しかしやっぱり俺達は同じだよ、静雄」
「どう言う……」
「ソレ」
『静雄』の足が伸びて、静雄の股間を足でぐり、と押した。静雄の眉が寄る。『静雄』は帝人の前を弄りながら、にやにやと笑っていたが、その笑顔には余り余裕は無かった。
「帝人の顔見て勃つとこまでシンクロさせなくてもいいと思わねえか?」
「……っ」
自分を元に創られた人形。そして、彼の主も帝人。無条件に彼に惹かれるその心と身体は間違いなく目の前の『静雄』も自分であると、そう思わされた。
「あっ……し、しずお、さ……」
帝人の顔が切なげに歪む。『静雄』は帝人の顎を持つと首をひねらせた。そして深く口付ける。水音が静雄の耳を打った。手をぎゅっと握ると、静雄はゆっくりと帝人の後ろに手を伸ばした。何時ものように帝人自身が零した透明な液を掬い、指を突き入れる。
「んんっ! ん、むぅ……!」
驚いて帝人の身体が跳ねた。それを押さえて、『静雄』は帝人の咥内を侵す。舌を絡め唇を舐め、ゆっくりと離れた。ぐちゅぐちゅと静雄の指で後ろを侵され、前は『静雄』の手でじわじわと攻め立てられる。帝人はぼろぼろと涙を零した。その涙は『静雄』に吸われ、静雄に拭われた。
「しずお、さ……」
苦しげに、切なげに名前を呼ばれ、二人は同時に身震いする。帝人の声に、どうしようもなく熱が高まる。二人は同時にごくりと唾液を飲み込んだ。
「おい、そっち、支えろ」
「え?」
『静雄』が何かを問う前に、静雄が帝人の身体を抱えて反転させた。『静雄』と帝人が向かい合う形になる。静雄が帝人の腰を抱えた。ソファーに膝をかけ、自身の身体を支える。ベルトを外し、前を寛げると静雄のそそり立った性器が現れた。それをそのまま、帝人の後ろに宛がい、ぐ、と腰を進める。
「いっ……、た、あ!」
「……っ、悪ぃ、帝人……」
ぷるぷると帝人は首を振った。それを見て『静雄』も自分のベルトをはずし、チャックを下ろす。自分の性器と帝人の性器を擦り合わせた。
「あっ、あ……っ、う」
帝人の伏せられたまつ毛がふるりと震えた。目じりにたまった涙を『静雄』が舐め取る。
「何だよ、これ、やべえ」
『静雄』が戸惑ったように呟く。吐きだされた熱い吐息は帝人の首を擽った。音をさせながら抽挿する静雄も、ため息を漏らす。しかし、その顔には笑みが浮かんでいた。静雄は『静雄』の耳にそっと囁く。
「これが俺たちの『主』の味だ。よーく頭に叩き込んどけ。もうこの味を覚えたら」
お前は帝人なしじゃ生きられなくなるさ。
静雄が『静雄』にそう囁いた。『静雄』は眉を寄せると片手で静雄の頭を引き寄せる。
「でもこれで、俺はお前に近づいた」
そう言って、『静雄』は静雄の唇を自分のそれで塞いだ。『静雄』の人工水晶がきゅう、と細められる。現在の情報を共有するためだと解って、静雄も自分の情報を『静雄』に送り込んだ。
『静雄』は帝人への触れ方を変える。静雄からの情報を元に、『変えた』のだ。帝人の瞳が困惑を表すように揺れる。静雄が二人いるような錯覚を覚えた。『静雄』は静雄とは違うはず、なのに。
「っ、あ、静雄さ、ん……?」
揺れる瞳が『静雄』を捉える。『静雄』はにいっと笑った。指で額に貼りついた帝人の短い黒髪を払う。
静雄は左の、『静雄』は右の帝人の耳に、顔を寄せた。
『帝人』
両方から呼ばれた声に、耳が侵され、身体が震えた。電流が身体を走り抜け、小さく呻いて達してしまう。白い液が『静雄』の手を濡らし、その刺激で『静雄』も達する。感じた事により帝人の後ろも締めつけられ、静雄は眉を寄せた。そして、中に飛沫を散らした。
ぐったりした帝人を抱え、『静雄』は大きなため息を吐いた。それに静雄は首を傾げる。
「なんだよ」
「いやマジやべえわ、これ」
「何がだよ」
「正直さ、俺はお前の代わりなんだから、必要以上に主に執着しちゃ駄目なんだよな。だから今まで帝人のデータを取る事を許可されてなかったし、お前との情報共有も程々にしとけって新羅から言われてたんだよ」
でもやっぱり駄目だった、と『静雄』は呟く。
「お前のデータを入れられてから主の事が気になって仕方なかった。お前は帝人の事一目ぼれだって、言ってたけど……」
やっぱり俺も、お前と同じだ。と、『静雄』は笑った。静雄も苦笑を返す。
「俺を元に創られてるなら、お前は俺と同じだよ」
「ま、そういう事だな。でも、まだ俺はテスト段階だから……またしばらくは帝人に触れられそうにない」
名残惜しそうに帝人の頭を撫でる『静雄』に、静雄は言う。
「……たまに会話するぐらいなら許してやる。それも経験の一環だろ」
「許してやるってお前俺の管理者じゃねえだろ」
なんでそんな上からなんだよ、と『静雄』は眉を寄せた。
「とりあえず稼働してる間にいろいろやっとかないとな、って訳でここからは二人で……」
「ふざけんなお前何言ってやがる」
「お前はこれからも帝人に触れる。俺はたまにしかできない。かわいそうな俺に愛の手を」
「ざ、け、ん、な」
イラつく物言いすんな、と静雄は『静雄』の顔を押さえた。騒ぎに気がついた帝人が、ぼんやりと二人を見まわす。
「……静雄さんが、二人居る?」
帝人がこてりと首を傾げた。そこにはその可愛さにやられた獣が二人居るだけだった。
「あーあ、やっぱりこうなっちゃったかー」
別室でモニターしていた新羅は、苦笑しながら持っていたマグカップを置いた。
『静雄を元にすれば、そうなることは解っていたんだろう、新羅』
「まあ、そうなんだけどねー」
セルティの問いかけに、新羅は笑みを返す。
「だって同じバグが発生しちゃったんだもん。同じ素体、同じ電脳、同じ情報。それでバグまで一緒だなんて、結局静雄を二体創っちゃったも同じだよね」
性格はちょっと違うけど、と新羅は付け足したが、それは些細な事だった。
「まあ、帝人くんと相性が良いってことだけでも解ったし、よしとしようかな。テストはこのまま続行」
新羅は書類になにやら書き込み、ファイルを閉じる。
「このまま性格分けができそうなら、静雄とは別物として派生形って感じで稼働させてもよさそうだけど、でもさすがに帝人くんにこれ以上大喰らいを預けるのは、ちょっと可哀そうかなあ」
『ちょっとどころか、帝人が死ぬかもしれんぞ』
うきうきと楽しそうに笑う新羅の頭に、セルティの拳骨が落ちた。
静雄サンドぷまいです^q^ジュルリ
もうちょいギャグテイストになるはずやったんですがなんか中途ですいませ……ん……orz
ついカッとなって脱線してしまいました←
本編も早く進めないと、なー。
デリ雄がなんか途中から臨也みたいになっちゃいましたが完全にうちのイメージのもと書いてます。わたしのデリ雄のイメージはこんな感じですw
というわけでデリ雄×静雄×帝人でした。
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