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BLとか腐女子っぽいネタとか小話の倉庫になります。
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このサイトは、静帝サイトですよ。








ほんとですよ!!!(←




わ、忘れてたとかないがしろにしてるとかそんなんじゃないんだから!
どうもパラレルでは正臣とのかけあいを書くのが楽しかったりとか臨也さんのチート具合を書くのが楽しかったりとかそんなんで静雄さんの出番が極端に少ない罠。
あれー最初は静雄を飼いならす帝人が書きたいからこんな設定にしたのに!(←


というわけで、パラレルだから許されるn番煎じネタ。
今回は静雄さんですよ!


設定はこちらを参照ください。【人形遣い設定







良い稼ぎになる仕事があるんだが乗らないか、と新羅から連絡を貰った。あまり大っぴらに出来そうにない仕事だとは思うが、一応話だけでも聞くか、と帝人は学校帰りに新羅の研究所へ向かった。
新羅の研究所兼住居は池袋のとあるマンションにある。マンションのワンフロアすべてが新羅の持ち物で、そこで人形の研究やらメンテナンスやらを引き受けている。
チャイムを鳴らすと、笑顔で新羅が出迎えてくれる。
「やあいらっしゃい。待ってたよ」
促されて中に入った。そして住居スペースのリビングへと連れて行かれる。
『やあ、帝人。すまないな新羅の暇つぶしにわざわざ来てもらって』
リビングには新羅の助手であるセルティが居た。帝人はぺこりと頭を下げる。セルティの差し出したPDAを見て、帝人は首を振った。
「いえ、僕も暇でしたから、全然」
『それは良かった。まああんまりにも酷い事言うようなら私に言え』
「酷いなあセルティ。僕が帝人くんに無理難題言う訳ないじゃない」
『どうだか』
セルティは首を竦めた、ような仕草をした。


新羅の助手をしているセルティには「首」がない。全身を黒のライダースーツで覆い、そして首から影のようなものを立ち上らせている。喋る事が出来ない為に、意思疎通は全てPDAで紡がれる文字での会話だ。
セルティの正体は「デュラハン」という北欧の妖精である。彼女は無くした自分の首を探して池袋にたどり着いたと言った。それが何故このようにして此処で新羅の助手をしているのか、甚だ疑問であったが、帝人はあまり深く聞くのは良くないだろう、と思ってその疑問はずっと胸に仕舞っている。
自分の力を見出してくれたセルティ、自分が能力者になるきっかけをくれた新羅。2人とも帝人にとっては恩人で、大切な人たちだ。


「で、何ですか良い仕事って」
「うん、ちょっと新薬の臨床実験なんだけどね」
新羅は白衣のポケットからアンプルを取り出した。何かの液体が入っている。
「この薬を1回使ってそのレポートを書くだけでなんと奨金が」
これだけ、と新羅は手を広げた。大抵新羅が持ってくる仕事は高額なので、5千円はありえない。だが、5万だか50万だかは分からないが、とにかく時間がかかるものではない案件にしては高額だ。
「……ええ~……」
帝人はあからさまに疑いのまなざしを向ける。新羅も眉を寄せた。
「一応動物実験で成功してるっていうし、僕の方でも中身調べてみたけど特に人体に有害な物質は含まれてない。多分大丈夫だと思うよ。矢霧製薬の製品だし信用は出来ると思う」
「その薬、何の薬なんですか?」
「うーん、説明では『細胞を若返らせる薬』って言われたけど、何のことなのかさっぱり」
帝人は黙りこんでしまった。新羅はアンプルをテーブルに置く。
「矢霧製薬の人とちょっと知り合いだったから、安請け合いしちゃったけど……気が乗らないならやらなくてもいいからね」
多分他にも色々頼んでるだろうし、僕らがやらなくても大丈夫だよ、と新羅は言った。しかし帝人は、恩人の新羅の役には立ちたいと常々思っている。だから新羅に頼まれたことは優先的に引き受けてきた。今回もそうする。そう意を決して新羅に言った。
「あの、僕、やります」
「え? いいの? 本当に?」
「はい。新羅さんのお役に立ちたいです」
しっかりと、真剣なまなざしで帝人は新羅を見つめた。新羅はテーブルに乗り出し、ぎゅ、と帝人を抱きしめる。
「ああもうなんて良い子なんだろうね君は!」
『帝人、新羅を甘やかし過ぎるとつけ上がるから程ほどにな』
セルティのツッコミがしっかり入って、帝人は苦笑した。
「新羅さんが大丈夫って言うなら、大丈夫ですよ」
「そうそう! ちゃんと私がチェックしました! 大丈夫!」
新羅はそう言って立ち上がると、早速実験を開始しよう、と帝人を研究室へ誘う。
「今回のは注射だから、すぐに効果が出てくると思う」
帝人の腕に注射針が刺された。後ろからセルティがハラハラとしながら見ている。それに苦笑を返して、帝人はずっと液体が自分の腕の中へ注射されていくのを見守っていた。
「……これでよし。しばらくしたら効果が出てくると思うよ」
「はあ」
血止めのシールを貼られた注射痕を見つめる。そんなに速効で効いてくるわけがない、と思いながら席を立とうとしたとき、急に力が抜けた。立ち上がりかけて、また椅子に座ってしまう。
『どうした?』
心配そうに見守っていたセルティが帝人に近づいた。帝人は首を振る。
「何だか、力が」
入らなくて、と言い切る前に、意識が途切れた。


『だから私は反対だったんだ! これをどう説明するつもりだ!』
「ごめん、ごめんよセルティ! 俺も訳わからなくて混乱してる!」
『元に戻す方法は無いのか!』
「薬の成分とか作成方法とかが詳しく分からない事には……でも身体に入ったのは少量だし、定期的に摂取しないと効かないようなタイプだからすぐに効果が切れ……あ、帝人くん! 大丈夫!?」
「あの、これは一体」
目が覚めた帝人は口を開き、そしてその口を押さえた。やけに声が高い。そう言えば自分の手がとても小さい。そして服がぶかぶかときている。これは自分が縮んだのか、帝人は半ば混乱した頭をフル稼働させて考えた。
「……さっきの薬ですか?」
「……みたいだね……本っ当にごめん!」
新羅が土下座する勢いで頭を下げる。しかし、自分が了承しての結果であるから、新羅が悪いわけではない。
「大丈夫ですよ、別に死んだ訳じゃなし、それに、時間が経てば元に戻るんでしょう?」
「そのはず、だけど……」
自信無いなあ、と新羅は頭を掻いた。
『気分が悪いとかは、無いか?』
セルティがそう書いたPDAを帝人に見せた。帝人は頷く。
「大丈夫です。ご心配かけてすいません」
ほわっと笑った帝人は、とても可愛くて、新羅とセルティはしばし見惚れてしまった。セルティがまず我に帰る。
『しまった、ほわほわしてる場合じゃない』
「そ、そうだそうだ。でもすっごい可愛いね、帝人くん」
『それは同意する。しかし、どうしたものかな……』
新羅とセルティは考えこんだ。とにかく元に戻すのが先決ではあるが、どうしたらいいか分からない。薬の効果が切れるまで、ここに居るのが一番良いだろう。そう提案しようとした矢先に、帝人が口を開いた。
「じゃあ、僕はそろそろ家に戻ります」
『え!?』
「……小さくなった以外は、異常無いですし……しばらくしたら元に戻るなら大丈夫かな、って」
駄目ですか? と申し訳無さそうに首を傾げた帝人の申し入れを断る事が出来なくて、新羅は渋々頷いた。
「くっ……今の帝人くんは危険だ! 何でもお願い聞いてしまいそうになる!」
『早く元に戻らないと、危険な事になりそうだな……』


送る、というセルティの申し出を辞退し、帝人は新羅の家を後にした。着ていた制服はぶかぶかだったので、自分の鞄に詰め込み、代わりに新羅が昔着ていたという服を借りて着替えた。
「……これ、レポートにしないといけないんだよね?」
仕事内容を思い出す。しかしこんな体験レポートにしていいものだろうか。それはそれで面白いかもしれないが、研究対象などにされたらどうしようか、帝人はそう考えたが、すぐ止めた。
(レポート出す前に新羅さんに確認してもらおう)
制服を詰め込んだお陰で重くなってしまった鞄を、半ば引きずるように抱えて歩く。
「重っ……」
完全に小学生程度まで縮んだ身体は、体力も小学生並らしい。持てない事は無いが、とにかく重い。
(やっぱりセルティさんに送ってもらったら良かったかなー)
とぼとぼと夕暮れの路地を歩く。人通りの少ない路地は、夕焼けのせいで赤と黒の世界になっている。影の部分が何だか怖くて、帝人は赤い通りを歩いた。
見慣れない世界は、ひどく心細かった。前を向いて歩くのが怖くて、下を向いて歩く。
どすん、と何かにぶつかった。見上げると、逆光で顔が見えないが、どうやら人らしい。
「す、すいません」
「ん……? いや、大丈夫だ」
視線が合う。帝人は目を丸くした。
「静雄さん!」
「?」
小さな少年が自分の名を呼んだ。静雄はこんな知り合いは居ない、と首を傾げる。帝人を見つめる静雄の茶色い人口水晶が、キュ、と鳴った。そしていきなり帝人の前にしゃがみ込む。
「帝人!?」
「は、はいっ!?」
びくっ、となって帝人は静雄をおずおずと見つめた。静雄もじっと帝人を見ている。
「お前、どうしたんだよその姿……っつか、能力値はそのまんまなんだが……お前本当に帝人だよな?」
帝人はこくこくと頷く。静雄は自分の目を疑った。しかし数値は嘘をつかない。身体は前より小さくなったが、その能力値から目の前の小さな少年は帝人だということを示している。
「実は……」
新羅からの頼みで新薬の実験をしたところ、こんな風になった、と帝人はたどたどしく、掻い摘んで静雄に説明した。説明が終わった所で、静雄がぶつりと咥えていた煙草を噛み切った。
「新羅……ぶっ殺す!」
口元に残った煙草を吐き捨て、静雄は立ち上がった。帝人が慌てて静雄の服を引っ張る。
「し、静雄さん、落ち着いて下さい! 別に体調悪くなったとかそういうのじゃないですから! 僕は大丈夫ですからー!」
このまま静雄を行かせたら、新羅の身が危ない。自分は何ともないということを帝人は叫んで伝えた。
「行かないでください、静雄さん!」
「……」
じっと見上げてくる帝人の瞳。その視線と静雄が見下ろす視線がぶつかる。ああ駄目だ、この目には逆らえる気がしない。そう思って静雄は目を閉じた。
「……静雄さん?」
帝人が首を傾げた。静雄は手を振って答える。
「何でもねえ」
「じゃああの、お願いが、あるんですけど……」
帝人が静雄の服をきゅ、と掴んだ。
「何だ?」
「僕をその……家まで連れていってほしいんですが」
「ああ、それなら良いぜ。丁度俺も帰る所だったしな」
信号が青に変わった。静雄はそのまま歩きだす。
「行くぞ」
そう声をかけられて、帝人も後に続く。が、大人と子供の歩幅は違う。静雄が横断歩道を渡り切ったところで振り向くと、帝人の姿が無い。
「帝人?」
「しずおさーん」
横断歩道の人の波の中から声が聞こえた。信号が青から赤に変わる頃、やっと帝人が静雄の元にたどり着いた。
「お待たせ、しました」
人波に揉まれた帝人は疲れたように息を吐いた。
「やっぱり何時も通りにはいきませんね……って、静雄さん!?」
帝人の声が驚いた声に変わる。静雄が帝人の小さな身体を抱きあげたからだ。急な事に驚いて、帝人は静雄の戸惑いの目で見つめる。
「逸れたら困るだろうが」
「う、で、でも、恥ずかしい!」
「今はちっせーんだから、気にすんな」
うう、と呻いて静雄の胸に顔を埋める帝人を、静雄は苦笑しながら見つめ、頭を撫でた。


大通りを逸れ、また人通りが少なくなった路地を行く頃やっと帝人が顔を上げた。
「……しずおさん」
「降ろさねえからな」
「……ハイ」
静雄はどうあっても降ろしてくれないらしい。確かに逸れては困るし、歩幅の差も気にしなくて良いのは助かるのだが何だか申し訳ない。
「ったく、新羅も面倒なことしてくれたもんだ」
「すいません、僕も軽率でした」
「いや、お前は悪くねえ。全部新羅が悪い」
アイツ今度殴ってやる、と静雄は呟いた。
「あの、静雄さん」
「何だ?」
「……ごめんなさい」
帝人はしゅんとなって謝った。静雄がずっと機嫌が悪いのは自分のせいではないかと思って、気になった。
「バーカ。お前が謝ることなんかないんだよ」
静雄は苦笑しながら帝人の頬を撫でた。そのふっくらとした丸い頬に、軽く口づける。
小さな主は心配性で、何時も自分の人形のことや、他人の事ばかり気にしている。もっと他の事に目を向けても、自分自身の事に目を向けても良かろうとも思う。
「つうか、自分の心配をしろ、自分の」
ぎゅ、と鼻を摘んでやると、いたい、と言って静雄の手を叩いた。そんな仕草が可愛くて、自然と顔がゆるむ。
「ああ、こんな姿臨也さんや紀田くんに見られたらなんて言われるか……」
「……まあ、笑うだろうな、まず」
やだなあ! と帝人は膨れた。そんな顔も可愛い。何時も可愛いが何時にも増して可愛いと思う。


これはまずい。本当にまずい。


そろそろ食事をしたほうがいいな、と思いながら帰っていた途中、この姿の帝人に出会った。最初は戸惑ったものの、中身は変わっていないので安心する。
ただ、空腹は抑えられそうにない。ということはする事はひとつなのだが。
小学生並の子供と大人の体格差。それを考えて静雄は眉を顰めた。
(……酷え絵面だ……つか犯罪だろ、それ)
煙草を燻らせながら、静雄はこの後自身が起こすであろう行動を考え、頭を悩ませる。
帝人は高校生とは言え、他の学生たちよりかは小柄な方だった。何時も壊さないように力をセーブしているが、今の帝人の姿だと力をどれぐらいセーブすればいいか分からない。しかし帝人の姿が何時元に戻るかも分からない。自分のエネルギー切れが早いか、帝人の姿が元に戻るのが早いか。
「なあ、帝人、それ何時戻るって言ってた?」
「え……わかりませんけど、そんなに身体の中に入れていないから、効果はすぐ切れるだろうって。でもその『すぐ』が何時来るかわからないんですよね」
困ったな、と帝人は眉を寄せた。そんな姿も可愛い。帝人を溺愛する静雄の我慢はそろそろピークに達しそうだった。
「……実は俺腹減ってんだけど」
ぽつりと言ったその台詞に、帝人はきょとん、として、それからかーっと顔を真っ赤にする。
「え、し、静雄さん!? ちょっと今そんな事言うんですか!? 何それ空気読んで下さいよ!」
「うっせえなあ腹減ってるもんは仕方ねえ」
焦りと照れと空腹とを紛らわせるように、静雄は煙草の煙を吐いた。
「む、無理です無理です無理ですから!」
「無理無理言い過ぎだろ……」
俺が動けなくなったらどうすんだ、と静雄は尋ねた。う、と帝人は返答に詰まる。
「だから、何時も定期的にって言ってるのに……」
「定期的だろ?」
「違……わ、ないです、けど」
でも、とまだ不満そうな帝人の頭をわしわしと撫でた。
「手加減すっから」
「そういう問題じゃ、ありません!」




言い合いをしながら家に戻ると、なぜか正臣と臨也と幽が揃っていた。
「あ、お帰りです静雄さ……ってちょ、何ですかその子供は! 静雄さんの子供!?」
「兄さん、誘拐は良くない……ちゃんと元の所に返して来て」
「シズちゃんてばショタコンだったの? 何それ聞いてないんだけどー」


3方向から投げかけられる声に、静雄が速効で切れた。


「うっせえんだよお前らあ!」






結局帝人が元に戻ったのは、それから1時間後の事で、後から正臣と臨也と幽に『何故もっと早く帰ってこなかったのか』と理不尽に怒られた。


そして怒られている帝人の様子を見ながら、静雄は思った。


(あ、何か損した気分だ)








オチない!(←
わたしの話にはオチが無いですねすいません!
皆大好きショタっ子帝人!笑 すいませんわたしが好きなだけです……。年の差身長差大好物なので静帝ドストライクなんですけどなにこれ……。
だんだん静雄さんが変な子になっていきます。なにこれ。
帝人ちっちゃい!かわいい!って思ってる静雄も可愛いと思います。(←
同士求む!笑


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