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策ハーレムデッキの小話。
蛮勇策、赤壁周瑜、呂範、虞翻、天衣無縫太史慈です。
策瑜、太史慈虞翻風味。

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「皆様、干し柿いかがですか」
呂範がカゴ一杯の干し柿を持ってやってきた。
談笑していた孫策、周瑜、虞翻、太史慈の目が一斉にそのカゴに注目する。
「おっうまそうだな。1個もらうぜ」
孫策が早速カゴに手を伸ばした。呂範は「どうぞ」とにこやかに言いながら、カゴを卓の上に乗せる。
「呂範殿、こんなにたくさんの干し柿、どうなされたのですか?」
「妻が隣の家からたくさんいただきましてね。皆様にもおすそ分けしろ、と預かって参りました」
毎年頂くんですが、美味しいんですよ、と呂範も椅子に座ると干し柿に手を伸ばす。
「本当だ、マジ美味い。周瑜も食えよ」
「ええ、それじゃ一つ頂きます」
「親父とお袋にも持っていったのか?」
「ええ、こちらに来る前に寄りまして……太史慈殿と虞翻殿も、こちらでどうぞ」
「はい、頂きます」
太史慈と虞翻も揃って干し柿のカゴに手を伸ばす、太史慈はそのまま干し柿を手に取り、虞翻は少し手を伸ばして、一瞬からだを強張らせた後、ゆっくりと手を引っ込めた。
「いかがされました?」
呂範が不思議そうに首を傾げる。太史慈が困ったように虞翻の代わりに答えた。
「虞翻殿、右手に怪我をされていて……」
弓を手入れしている最中に、弦が切れて右手に怪我をしてしまったらしい。
「しばらく戦はないようだから、ちょっと休めって言ってたんだ」
良く動かす手なので、治りが遅い。戦で酷使していては、更に治りが遅くなるだろう。そう思って、孫策も周瑜も今のうちに療養しろ、と虞翻に言っていた。
「申し訳ない……」
虞翻が小さく呟くと、周瑜も孫策も笑って「気にするな」と答えた。
「手が使いづらいなら、お困りでしょう」
呂範が、干し柿のカゴを虞翻の前に差し出す。取りやすいようにとの配慮だ。
「気が付かなくて申し訳ありませんでした。どうぞ」
「ああ、すまない……」
虞翻がカゴの中を覗き込む。すると横から太史慈の手がすっと伸びて、干し柿をつまんだ。そのまま、虞翻の目の前に持っていく。
「虞翻殿、どうぞ」
「……?」
にこにこしながら太史慈が干し柿を差し出す理由が分からない。だが、次の言葉で全てを理解する。
「あーん」
「……!」
虞翻は立ち上がり、太史慈の頭をばこんとはたいた。もちろん、怪我をしていない左手で。
太史慈は叩かれた頭を擦りながら、困ったように眉を下げた。
「痛い……」
「ひ、左手は使えるんだ! 馬鹿なことをするな! 殿の……皆の前で!」
そのまま左手で太史慈が持っていた干し柿をふんだくり、もぐもぐと食べた後部屋を出て行った。
「あ、虞翻殿!」
太史慈も慌ててあとを追いかける。

ぽかんと一連を見ていた孫策がぽつりと周瑜に問いかけた。
「なあ公瑾」
「何だ?」
「俺たちもやる?」
「……馬鹿なことを」

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馬鹿だなあ……orz
知力4っぷりを出してみたり。
皆の目の前じゃなかったらいいのかっていう話(笑
でもどっちにしたって十分いちゃいちゃしてるような。
孫策と周瑜はもう晩年カップルっぽいイメージ(笑

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