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前におんなのこみかちゃんを書いた時に言っていた「帝人がお兄ちゃんでみかちゃんが妹」というネタを練り練りしてみたところのその結果です(笑


にょたみかちゃんがいますのでご注意!
そして相変わらず帝人くんは受です。









「みかちゃん、今日の晩御飯は何がいいかな」
「昨日うどん食べたから、今日はそばがいいな」
「相変わらず楽な献立をリクエストしてくれて有難う」
夕食の献立を相談しながら歩く小柄な姿がふたつ。少年と少女、二人は来良学園の制服を着ていた。顔はとてもよく似ている、瓜二つだ。違いは髪が長いか短いかの違いだけ。すぐに双子とわかるその顔。名前は竜ヶ峰帝人と竜ヶ峰みか。ふたりは双子の兄妹。
「昨日はきつねうどんにしたから、今日は天ぷらそばにしよう」
「じゃあもう少し先のスーパーにしたほうがいいね。タイムセールでお惣菜が安いよ」
「タイムセールなら早く行かなきゃ売り切れちゃう!」
「て言うか昨日うどんで今日そばってなんて食生活なの。俺はハンバーグが食べたいな」
「ハンバーグ?」
帝人でもみかでもない声が途中から入って来ているのに気づく。がば、と二人は肩を抱かれた。帝人とみかの身体の間に割り込んできたのは黒いコートの男。折原臨也だ。
「ハァイ帝人くんみかちゃん。今日も可愛いね」
「こんばんは、臨也さん」
「……何しに来たんですか、臨也さん」
臨也の軽口に帝人は微笑を返し、みかはあからさまに冷めた視線を送った。
「何しにって酷いなみかちゃん。君たちに会いに決まってるじゃないか」
「よっぽど暇人なんですね」
「暇じゃないけど、君たちのためになら時間だって作るさ。ねえ、帝人くん。君は俺の事をちゃんと受け入れてくれるよねえ?」
帝人は苦笑を浮かべる。みかは抱かれていた臨也の手をぺんと叩いて払った。
「ほんと何たくらんでるんですか。またお兄ちゃんを利用したいんですか?」
「たくらんでるとか利用したいだなんて、俺はただ帝人くんに興味があるだけさ。もちろん、君にも」
臨也は片手で帝人の肩を抱き寄せた。自然と顔が近くなって帝人の顔が赤くなる。
「お兄ちゃんから離れてください!」
みかは牙を剥きそうな勢いで吠えた。臨也がからかうように「おお怖」と肩を竦める。
「なんでみかちゃんは俺になついてくれないんだろうねえ?」
「なんかいらっとするからです。うざいし」
「酷いなあ」


みかが臨也に近づかないのは理由があった。
みかは警戒心が強く、何となく「自分達にとって良くないもの」が分かる。
それで今まで、帝人に対する「良くないもの」を排除してきた。みかのそのセンサーに、臨也は引っかかったのだ。
ただ臨也の場合は、みかが臨也を遠ざける前に、帝人の方が臨也を受け入れてしまった。
そのせいで帝人は「ダラーズ」という非日常に深くのめりこんでしまっている。兄がダラーズを創ったのは事実だったが、それを自分の手で非現実から現実にしてしまった。それは全て臨也の掌の上で行われたことで、それもみかが臨也の事を気に入らない理由だった。
みかが警戒心のかたまりであるのに対して、帝人は警戒心がとても薄い。しかし好奇心は人一倍あって、非日常にあこがれているときている。みかにとって帝人は大事な兄であり、片割れだ。兄が酷い目に合うことは避けたいし、悲しむ顔もみたくない。
たったひとりの大事なもう一人の自分。兄はわたしが護らなくては。
そんな使命感がみかの心の中にあった。


「臨也さん、あの、顔が近いです」
帝人が遠慮がちにそう言うと、臨也はにっこりと笑った。その顔に見惚れている間に、顔が近付いてくる。
「!?」
みかが声にならない叫びを上げた。帝人は目を見開いたまま止まっている。臨也は帝人の唇をぺろりと舐めて顔を離した。
「ご馳走様」
にっこり笑った顔が綺麗で憎らしくて、堪忍袋の緒が切れたみかは、ボールペンを取り出して構える。
それを見留めた帝人が、手を振って、目配せをした。みかはそれに気付いて、帝人の視線の先をたどる。それは帝人の手にある携帯で止まった。帝人の携帯のディスプレイには「Calling:平和島静雄」と表示されている。
通話時間が表示されているところを見ると、通話が繋がっている状態らしい。
「臨也ァ!! テメエ死ね!」
叫びと共に、臨也の傍にどこかから折ってきたのであろう道路標識が突き刺さった。
「おっと! 番犬がやってきたか」
飛びのいてそれを避けた臨也が携帯のディスプレイをちらりと見た。
「残念、そろそろ行かないと。シズちゃんと遊ぶのはまた今度だ。じゃあまたね二人とも」
ばちん、と音がしそうなウインクと、投げキスを寄越して、臨也は踵を返す。そんな臨也の後姿に、みかはいーっと歯を剥いた。そんなみかを見て帝人はあはは、と笑う。
「ったくアイツ今度会ったら即殺す」
静雄はイライラした様子で消えてしまっていた煙草にもう一度火をつけた。帝人は携帯の通話を解除して、携帯を制服のポケットにしまう。
「ご免なさい静雄さん、急に電話なんてしてしまって」
帝人が申し訳なさそうに頭を下げると、その頭を静雄はくしゃりと撫でた。
「構わねえよ。丁度仕事キリついたとこだったから」
「まったく、臨也さんには気をつけてって、いつも言ってるのに」
「ごめんごめん。まさかあんな不意打ちが来るとは思わなかったから」
ははっ、と帝人は困ったように笑った。みかはふう、とため息を吐く。やっぱりこの兄はわたしが護らなくては、そう、改めて心に誓った。


「そうだ静雄さん、一緒に晩御飯いかがですか?」
「良いのか?」
「昨日うどんにしたので、今日はそばですよ。天ぷらそば」
帝人が言った夕食の献立に、静雄は止まった。ふたりの細っこい身体をひとしきり眺めてから、ふー、と煙草の煙を吐いて、ついでにため息を吐く。
「……今日は俺が奢るから、肉を食え、肉を」
「え? ほんとですか?」
「良いんですか、静雄さん」
「良い。肉食ってでかくなれ」
二人の頭をぽんぽんと叩くと、両側から腕を掴まれた。ぎゅ、と二人が腕にくっついてくる。
『ありがとうございます、静雄さん!』
ふたりにくっつかれながら、静雄は苦笑を洩らした。年が離れた兄弟ができたようで、少し嬉しい。


3人は仲良く、池袋の雑踏の中へ踏み込んでいった。






帝人くんとみかちゃんのお話です。
帝人がダラーズのブレイン担当、みかちゃんがパワー担当なイメージです。
帝人はほにゃっとしてるんですが結構したたかなところもある、ような、イメージ……笑
みかちゃんは沸点がとても低いです。臨也さんのことはとてもうざいとおもっています(笑)お兄ちゃん盗られる!みたいなw
武器はボールペンですw
静雄は二人にとってお兄ちゃんみたいなもんです。でも静雄も実はお兄ちゃん大好きなんだよ気づいてみかちゃん!←


しかし帝人が2人いるみたいだ← みかちゃんに女の子らしさが欠片も見当たらない……笑


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