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帝人が封札師試験に行くことになった経緯とかを妄想していましたw
そして妄想がパーンなった結果です(笑
ちょっとだけ臨帝風w









――富士樹海
薄暗く、鬱蒼とした空間が広がるこの場所に、ひとり帝人は佇んでいた。
臨也から呼び出しを受け、ここに行けといわれたのだ。
(ああもうホント、あのアンケートしてからがケチのつき始めだったんだ)
それは帝人が高校1年生の頃にさかのぼる。




「ねえ帝人くん、ちょっといいかな?」
「何ですか?」
池袋の街中で、臨也に声をかけられた。軽く、ナンパでもするように話しかけてきた臨也を、帝人は少しだけ警戒して、身構える。
「やだな、そんな身構えなくていいよ。ちょっとアンケートに答えて欲しいんだ」
これなんだけど、と臨也はキャリングケースからぺらりとした紙を一枚取り出した。
「はあ……」
帝人は紙を受け取ると、ざっと目を通した。得意教科は何か、だとか、当たり障りのない一般的な質問が書いてある。
適当に答えてさっさとこの場を離れよう。帝人はペンを走らせた。そして最後の質問に答えたところで、妙な指示が書かれていることに気づく。
(この紙を裏返してください?)
アンケート用紙を裏返す。すると、もうひとつ質問が書かれていた。


「貴方にはこの質問が見えていますか?」


妙な質問だった。しかし、見えているのでYesに丸をつける。その様子を見ていた臨也がにやり、と笑ったが、帝人は気づいていなかった。
「これで、いいですか?」
「うん、良いよ有難う」
臨也はにこやかにそう言って、帝人からアンケート用紙を受け取り、キャリングケースにしまう。
「そのアンケート、何ですか?」
「うん、ちょっとね、適性検査みたいなもんかな」
「適性検査?」
ますます訳が解らない。臨也はぽん、とひとつ帝人の肩を叩いた。
「まあ、何か解ったら知らせるからさ」
じゃあね、と臨也はあっさりと引いて行った。帝人はその後姿を見送りながら首を傾げた。




(そうだ、あのアンケートの最後の質問で見分けてたんだ)
「貴方にこの質問が見えているか」、その質問に帝人はYesと答えた。その時点でもう決まってしまっていたのだ。
アンケートをしてからしばらくして、自分が「秘法眼」というものの持ち主であることが臨也から知らされた。
「秘法眼」、それは特別な力。普通では見えず感じられないものでも、秘法眼を使う事によって見え、感じることが出来る。そういうものが、自分には備わっているらしい。
(何かのゲームやアニメじゃあるまいし……)
帝人も最初はにわかには信じられなかった。しかし、例のアンケートで証明されてしまっている。
帝人は臨也に呼び出され、新宿の彼の事務所に来ていた。帝人が臨也の隣に座る。そのタイミングで、臨也は尋ねた。
「帝人くんは、日本OXASって知ってるかな?」
「いえ、知らないです」
「日本OXAS、国立国会図書館収集部特務課、の事さ。そこと俺はちょっとした繋がりがあってね」
力を持ってる人物を探す手伝いをしていたのさ、と臨也は楽しそうに言った。
「今新宿はちょっと厄介な事になっててね」
臨也の職業は情報屋だ。職業柄、色々な情報を扱う。その中で、奇妙な事件が新宿で起こっているということを、帝人に聞かせた。
「なるほど? で、その事件と僕のこの……秘法眼、ですっけ? それが何の関係があるんですか」
「封札師、というのを知っているかな?」
ふうさつし、聞いた事が無い。正直にそう答えると、臨也はくすくすと笑い、帝人にゆっくりと言って聞かせる。
「カミフダ、と呼ばれる不思議な札があるんだけど、それを使って様々な事件や怪異を解決する。それが封札師。カミフダを操るためにはその『眼』が必要らしいんだ」
詳しいことは知らないんだけど、と臨也は肩を竦めた。帝人はいまいち現実味が湧かず、首を傾げたままだ。
「ゲームやアニメじゃあるまいし。秘法眼だなんてほんっと厨二病設定だよねえ。俺、あんまりそういうの信じてない方だけど……」
臨也は帝人の頬に手をかける。両手で帝人の顔を包み込むように持ち、上を向かせた。帝人の黒い瞳と視線があう。


秘法眼の能力を使うとき、その瞳が蒼く光るのを臨也は知っている。深く、深遠な蒼。神だの不思議な力だの、そういうものを臨也は信じていない。しかし、帝人のその『秘法眼』は素直に美しいと思えた。だから彼が力を使う所を見たいと思ったし、その力を独り占めしたいとも思った。だが、自分は日本OXASの協力者、ビジネスの相手は裏切れない。臨也は少し惜しいと思いながらも、帝人の力を日本OXASに伝えたのだ。


「そんなわけで、日本OXASからお達しが来てるから、ちょっと富士樹海まで行って来てよ」
「は? え、あの、どういう意味……」
うろたえる帝人を見てにやにや笑いながら、臨也は答えた。


「封札師試験、受けて来て」




という経緯があり、帝人は今富士樹海に居る。待ち合わせの場所に行きたいのだが、完全に迷ってしまったらしい。
(ああ、何でこんな事になったんだろう)
確かに非日常にあこがれた頃もあったが、高校3年になった今はもう受験だの何だのと、現実ばかりを追いかけている。
夢を見る時期は終わったのだと、そう思っていた。
しかし、そう簡単に非日常からは抜け出せそうにない。臨也と付き合っているから余計だろうか。
臨也は帝人の周りの人間で一番非日常に近い場所に居ると思われる。そんな臨也に憧れ、尊敬し、愛していたが、同時に自分の心を蝕むその非日常を憎み、疎んで、嫌悪していた。
(……でもやっぱり、臨也さんには敵わない。やっぱり、僕はあの人が好きなんだ。あの人の言う事は何だって、無条件に受け入れてしまうから)
臨也が行けと言えば何処へだって行くし、やれと言われれば何だってする。帝人は臨也と付き合ううちに、そういう思考、行動をするようになってしまったのだ。


(とにかく、この試験をクリアして、新宿に戻らなくては)


彼の居る新宿を、護らなくては。
この力を、彼のために使わなくては。


帝人は顔を上げると、歩みを進めた。






というわけで「東京鬼祓師」パロディです。東京鬼祓師は絶賛「竜ヶ峰帝人」でプレイ中(笑
いやでもほんとデフォルトが結構男前な主人公なので、帝人とはちょっと違う感じです……が、脳内補正でがんばってます←


そんな帝人くんがなんで秘法眼もちとわかって封札師試験にいくのか、というところまで妄想をしてみました。プレイされたことがある方はご存知だとは思いますがものすごいフィクションですよ!←
主人公が高3なので、帝人くんも高3設定です。
ちょっぴり臨帝風なのはわたしの好みです←


この先は鴉乃杜学園に帝人が転校してきて、そこで封札師として事件を解決したり~とかなるわけです。
ぜひぜひプレイしてみてください!


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