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ミリさんに捧ぐ7000ヒットキリバンでリク頂いた郭嘉と賈クの小話。
郭嘉はSRでございます。
遅くなってすいません~(;´Д`)

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「失礼する」
賈クが竹簡を携えて室に入ってくる。
ここは郭嘉が仕事をしている所。勝手知ったるという風に賈クは入ってゆく。
しかし、今日は人が少ないのか誰も出迎えてくれる者はいなかった。
卓の上には竹簡や筆が転がり、誰かいたような感じではある。たまたま席をはずしているのだろう。
気にせず、賈クは奥へ向かった。


「郭嘉殿、ちょっと宜しいか」
郭嘉がいつも仕事をしている奥の間へ入ると、開口一番賈クは用件を話し出そうとした。
顔を上げて、ふと止まる。そして卓に近づいた。
郭嘉が卓に突っ伏していたのだ。
「郭嘉殿?」
慌てて軽く肩を掴んで揺する。郭嘉は軽く眉を寄せたあと、欠伸をしながら腕を伸ばした。
「ふぁ……あ、何だ文和殿、居たのか」
「居たのかではない……!」
眉間に皺を寄せて声を荒げる賈クに、郭嘉は卓に肘をついて顔を支えた格好で賈クを見上げた。顔には笑みを湛え、そして呟く。

「心配してくれた?」
「なっ……!」

賈クが顔を真っ赤にさせて声を詰まらせた。当たり。郭嘉はにんまりと笑う。
「俺が死んでるかと思った?」
最近体の調子が思わしくない。もう幾許もしない内にころっと死んでしまうかもしれない。
賈クにそんな話をしたことがある。自分は死ぬのは怖くない。ただ、自分が死んだとき賈クがどうしてくれるか、そのことに興味があった。

「……もっと自分を大事にしてくれないか……」
賈クが小さく呟く。賈クの顔は何故か寂しげで、悲しそうな瞳をしていた。
しかし、それも一瞬で、いつもの賈クの表情に戻った。
「心配などしとらん……だが、人を試すような真似は止めてくれ」
「いつも人を試すような事してる人に言われたくないんですけど」
冗談めかして言うと、賈クもばつが悪そうに眉を顰めた。


「じゃこの案件、殿に持っていっておくわ」
「ああ、宜しく」
一通り職務の話が終わり、賈クが室を辞そうとすると、郭嘉は先ほどと同じく卓に肘をつきながら賈クに話しかけた。

「なあ、さっき俺が本当に死んでたら、どうしてた?」

賈クはその問いに、軽く眉を寄せる。それからふっと笑って口を開いた。


「お前のために泣くような真似は、絶対にしないな」


くだらんことを聞くな、と吐いて、賈クはそのまま背を向けて行ってしまった。
郭嘉はそれを聞いて、自然と声をあげて笑い出す。


昔賈クがこの軍に来た時は、誰とも馴染まず、馴染めず、儚そうではあったが、とても芯が強そうに見えた。
最初はそういうのをからかったら面白そう、とちょっかいをかけてみた。それが逆に、自分を捕らえるものとなってしまった。
賈クの強さと脆さに惚れてしまったのだった。


自分が死んで泣くようなそんな弱さは、彼に必要ないのだ。


「泣かなくてもいいけど、せめて人は呼んで欲しいよなあ」


賈クが去った後の空間を見つめ、郭嘉はぼんやりと呟いた。



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郭嘉と賈クって意外と難しいんですネ!(笑
書きやすいようにSR郭嘉にしたのに・・・(笑
SR郭嘉と賈クの関係って、親子関係というか、なんかそんな・・・賈クの成長(皆に馴染んでいく様子)を見守るSR郭嘉みたいなそんな関係がすきです。

ミリさま、リク有難う御座いました!
遅くなってすいません~。

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