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呂範さんのイベントをみたら急激に呂範さんがかきたくなった(笑
孫策と呂範です。

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しばらく忙しくしていて、のんびりする暇もなかった。
やっと休みが少し取れたと思ったとき、「ちょっと付き合えよ」と孫策からお誘いを受けた。
酒の誘いなぞは珍しくないので、お呼ばれに預かることにした。
先の戦で少し怪我をし、療養していたが酒が呑めるくらいには回復したのか、と喜ばしく思いながら彼の房へ向かった。


かちん、と杯を合わせると、とりあえず一気に杯の中身を飲み干した。孫策も同じようにして、次の酒を注いでいる。
「酒が呑めるくらいには回復なさったようですね」
「まったくよう、大喬もお袋も五月蝿いったらなかったぜ。本人が大丈夫だって言ってんのに」
子供のようにふて腐れながら、孫策は杯に口をつけた。
「周瑜殿も?」
「公瑾?」
ああ、と孫策は苦笑した。
「あいつもかなり心配してたみてーだけど。俺が今日呂範と酒を呑むって言ったら」
そこで孫策は目をきゅっと細め、声色を変える。
「『無理はするなよ、君はすぐ無茶をするからな』って」
子供じゃねっつの、と孫策は酒を一口飲んだ。呂範はくすくすと笑って、
「彼も心配なのでしょうな。貴方が戦で怪我を負うことなど余りありませんでしたから」
と言った。その台詞の裏には『また一人で飛び出したんだろう、気をつけろ』というのが含まれている。
それを察したか、孫策はばつが悪そうに呟いた。
「まあ確かに……一人で突っ走ってたのは認めるけど」
「分かっていらっしゃるなら無茶をせず自重されたほうがいい」
呂範は薄く笑った。

「心配しているのは、周瑜殿だけではない」

「……おお」
呂範の笑顔にひやりとするものを感じる。それは、何かに対しての怒りのような感じ。
無謀な孫策の行動に怒っているのか、それとも。

その場で守れなかった自分に対する怒りか。

それを図りかねて、孫策はかわりに酒をあおった。
昔からこの笑顔には弱い。

「さあ、今日は孫策殿の回復記念に飽きるまで飲みましょうか」
「さっき無茶するなって言ったばっかりじゃねえか」
「私がいるから心配ありませんよ」


二人は、顔を見合わせて笑いあった。

こうやって二人で笑ったのは、とても久しぶりの事だった。


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またよくわかんないのでここでおわります(笑
孫策は馬・・・かな?槍でもいいけど。

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