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呉小話。冒険してみる。

R孫権と陸遜(笑

珍しいとこいってしもうた!(笑

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しゅっと穂先が空を切る音がする。
磨かれた槍の先がぴかり、と光っていた。

「陸遜」
声をかけられて汗をぬぐいながら振り向く。そこには孫権が立っていた。竹簡を軽く振っている彼にゆっくりと近づく。
渡り廊下の中と外。隔てた欄干をはさんで向かい合う。
「これは殿」
槍を置き、拝礼。顔をあげた陸遜と目が合って、孫権は微笑した。
「珍しいな。陸遜が調練なぞ」
「さすがに、しばらく触らないと腕が鈍りますね」
しばらく政務の方が忙しく、毎日していた槍の訓練を休んでいた。と陸遜は説明した。
「取り戻せるところまでいくかわかりませんけど、あとで周泰殿にでも手合わせを……」
孫権の手が陸遜の頬に触れる。それで陸遜は言葉を切った。

「無理をさせるな、私が不甲斐無いばかりに」

そうつぶやいた孫権の顔は困ったように笑っていて。
陸遜は頬に当てられた孫権の手にそっと自分の手を添えた。

「僕は」
陸遜が、にこりと微笑んだ。
「ずっと貴方に従っていくと、きめたんです。周瑜殿や呂蒙殿から頂いたものをずっと守って、貴方についていこうって」

その道はとても厳しい。それはわかっていた。
若くして重要な位置を任され、その重圧も大きい。

「少しでも貴方を守る盾に、なりたいんです」
「陸遜」

孫権は手を伸ばした。欄干越しに陸遜の体を引き寄せ、抱きしめる。


「此れからも、私についてきてくれるか」


陸遜は少し黙ったあと、ゆっくりと孫権の背中に腕を回した。


「此れからもずっと、貴方についてゆきます」


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よくわからなくなったので強制終了。
冒険するんじゃなかった!(笑

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